読まれる文章の書き方教えます。みやねえのWebライター講座@沖縄の5回目を受講してきました

みやねえのWebライター講座

こんにちは。
Webライティング勉強中のブロガー中川(@nakagawahitoshi)です。

2017年6月から毎月開催されているWebライティング講座の5回目に行ってきました。

 

ついに読まれる文章とはどういったものかに踏み込みます。

こういった方たち読んでもらいたい記事になっております。

  • ブログやWeb記事を書いているけどどういった文章が読まれるのかよくわからない。
  • あの人の書く文章はとても分かりやすくて好き!でも自分の文章と何が違うんだろう?

 

今回の内容はわたしも悩んでいるところだったのでものすごく勉強になりました。

なかがわ
プロのライターや編集者というのが記事執筆の裏で何を考えて何をやっているのかをちょっとだけ知ったとき、「これは結構大変だよなー 自分は生きていけないかも。」って思っちゃったのは内緒だ。

目次

主観と客観について

記事を書くときに「主観で書く」のと「客観で書く」というおおざっぱに2種類の方向性があります。

 

それぞれどういったメディアに書くか、どういった記事を書くかによって使い分けたほうがよい場合があります。

記事を主観で書く

個人的な意見や見解を書くということ。

  • 主観で書く人:ブロガー、コラムニスト、評論家
  • 主観で書かれた記事:ブログ、エッセイ、コラムなど

 

メリット:書きたいことを書きたいように書ける。

デメリット:考えや思いなど書きたいことを書けるが炎上の可能性もある。
個人の見解なので間違った情報を書いてしまうこともある。
⇒統計データや著名人の言葉を引用して説得力、正確性をもたせて解消する方法もある。

記事を客観で書く

観察・認識などの精神活動の対象となるものを書くということ。

  • 客観で書く人:ライター、新聞記者
  • 客観で書かれた記事:ニュース、インタビュー、企業広報など

 

メリット:事例だけを淡々と書ける。癖のない簡潔な文章になる。

デメリット:誰でも同じ内容で書けるため個性がない記事になってしまう。単価も安くなりがち。
⇒文章の語彙力を磨く、ライターの記名、写真で差をつけるなどの解消法もある。

主観と客観の使い分け

グルメレポートの場合

主観:最近できたお店でお昼を食べました。おいしい!オムライスにめっちゃケチャップかかってる!おなか一杯になって満足です!

客観:先月開店になったレストラン「たまご屋」でオムライスを食べる。一番人気のオムライス(¥950)には卵が見えなくなるくらいのケチャップがかかっている。

 

みたいな感じになるかもしれません。どちらがいいかは記事を書くメディアにより違います。

イベントレポート

イベント内容を客観的に記述をすることにはなりますが、ただ事実を並べているだけになってしまいます。

 

ある程度レポーターの主観が入っていたほうがおもしろくなることもあるとのこと。

まとめ記事

内容のネタ次第。どちらでもよいのでは。

 

まとめ内容の数については5個よりは10個という風に多いほうがいいようです。

読みやすい文章と読みにくい文章

読みやすい文章って何でしょう。

 

読んでいるとなんだか読みにくい、途中で読むのをやめたくなる記事ってありませんか?
逆にとても読みやすくて、最後までつい読んでしまう記事もありますよね。

 

気分や体調でも読みやすかったり読みにくかったりすることもあるかもしれないですね。

 

こういう読みやすさの差ってどこから来るんでしょう?

 

読みにくい文章と読みやすい文章の比較

プロのライター目線からは「読みやすい文章」「読みにくい文章」にはそれぞれこういった特徴があるようです。

読みにくい文章読みやすい文章
・漢字が多い、カタカナが多い・漢字少なめ、たまにカタカナ
・1文が長い・1文が長すぎない
・音読のリズムが崩れる文章・音読のリズムが良い
・改行のない文章(文字が詰まりすぎ)・改行した文章(1行分の余白も入れる)
・堅い文章(断定調も含む)・断定調より、ですます調

 

普段、本を読むときって字が詰まってても気にせず読めてしまいますよね。

 

Web記事ってどうですか?本みたいにぎっちり塊で文章があったら読みにくいと感じることが多いんじゃないでしょうか。

 

とくにネット上の文章は「見やすさ」「視認性」が読みやすいかどうかに関係しているようです。

 

まず読みやすいかどうかよりぱっと見で「見やすいか」

ふだんから見慣れている感じかどうか

読みやすい⇔読みにくいが決まってくる

 

改行されない字のかたまりは読みにくいというかより「見にくい」と感じられて読まれもしないということ。

 

スマートフォンで記事を読まれることも多くなってきているので、スマホでの見やすさも大事です。

 

文章のリズムについては記事を音読してみると違いが判るとのこと。

 

読みやすさは記事を読みに来てくれる読者さんへの思いやりとも言えますね。

読まれる文章とは!?

せっかく読者の方が記事を見に来てくれて記事の文章が読みやすくても、最後まで読まれないで別のページに行かれてしまうのも困ります。

 

ブログを見てくれる人が増えても、Googleアナリティクスの滞在時間が平均10秒とか。それじゃ最後まで読まれてませんよね。

 

読まれる文章とはどういったものでしょう。

 

読まれる文章と読まれない文章の比較

まず読まれない文章と読まれない文章の「逆」の比較をしてみましょう。

読まれない文章読まれない文章の「逆」
・記事が長すぎる・記事が短い
・単純に読み物としてつまらない・単純に読み物として面白い
・欲しい情報が書かれていない・欲しい情報が書いてある
・嘘や偽りが書いてある・事実が書いてある
・負の感情や嫌悪感を抱く(炎上商法は除く)・ポジティブな感情を持てる内容

このように「読まれない文章の「逆」」が必ずしも「読まれる文章」に必ず当てはまるわけではないってことです。

 

今度は「読まれる文章」の条件をまとめてみましょう。

読まれる文章
・感情を揺さぶる文章(語彙力)
・面白くて引き込まれる文章(取材力・構成力)
・新たな発見がある、未知の世界を知ることができる
興味深く事実が語られている
・ポジティブな感情(共感できる同じ環境、不安や悩みの解消

この条件を満たせば必ず読まれるというわけでもなく、読まれている記事はこういった条件をだいたいクリアしているということですね。

 

最近の記事の読まれかたにも関係があるようです。

スマホなど携帯端末で読まれることが多い

通勤中、お風呂、夜中など隙間時間で読まれやすいため、読者は記事に対する直観の印象で読み進めるかどうか判断している

欲しい情報があるかどうか(感情や知識を満たしてくれるか、不安解消になるか)

読んで満足か(有意義な時間と感情を得られたか)

「満足した」という感じがあれば読者も読んでよかったと思い、シェアもされやすいのです。

 

感情を揺さぶることがらを文章で伝えるためには「語彙力」をつけることがとても大事とのこと。

 

欲しいものが身近なわかりやすい情報だとすぐ伝わりやすいですね。

初心者がよくやる間違い、間違いやすい言葉と文法

このセクションでは実際にみやねえさんがWebにある記事の編集作業を実演してくれました。

 

ちょっといまいちな文章をよい文章にするためにどこに目をつけてどう変えていくか。

 

プロの仕事の切れ味がどんなものか見せてもらいました。

 

こんなに厳しく磨いてもらってたら文章もよくならざるを得ないと感じられたのです。

 

プロの編集者視点で見るよい文章への着眼点をまとめていきましょう。

表記の「ゆれ」を見逃さない

文中での表記を統一したほうが読みやすくなります。「コーヒー」なのか「珈琲」なのか。

 

単語を漢字するのか平仮名にするのかも記事内での統一が望ましいですね。

 

表現をあいまいにせず具体的に表現する

あれ、これ、それなどの指示語は何を指しているのか具体的に言い換えるほうがわかりやすくなります。指示語だけでなく、文中で読者があれ?って思うような意味のあいまいさを残さないように掘り下げておいてあげること。

 

自分が常識であることは読者も常識であると勝手に思い込まないことも大事です。読者さんを置いてけぼりにしないように。

 

「こだわり」などもつい使ってしまいがちですが、どんな気持ちや事柄が込められているのか内容を伝えておきたいところですね。

 

同じ言葉の重複を避ける

説明が長くなってしまうあまり、表現や言葉が重複しないように注意しましょう。同じ指示語の使い過ぎはもダメです。

 

「~も」は注意。「イチゴも果物ですし、リンゴも果物です。」は間違い。最初の「イチゴも~」は「イチゴは~」でなくてはなりません。

 

「~たり、~たり」はもともと2つセットで使うものなので重複にはなりません。例えば「たった一人でラーメン大盛りを食べたり、牛丼特盛を食べたりした。」というのは本当に一人で食べたのか?ということは置いておいて文章としては問題ないということです。

 

ひらがなを適切な漢字に、漢字を適切なひらがなに変換する

記者ハンドブックが標準的な日本語の表現として参考になるそうです。

 

「~すること」などの「こと」は平仮名。

 

なかまたち、ひとたちなどは「仲間たち」「人たち」ですが、ともだちは「友達」とか。

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必要ない接続詞を使いすぎない

「そして」「さらに」など接続詞はなくても文の意味が通じることが多いのです。

 

こういった必要ない接続詞はないほうがすっきりして伝わりやすくなります。

 

助詞にも気を配る

「は、が、の・を・に・へ・と・で・や・な」など。

 

使い分けに悩んだら三省堂ウェブディクショナリーで詳細を見ることができます。

編集は「揚げ足取り」!

編集作業をする際にみやねえさんが気を付けていることがあるそうです。

  • ライターには文章の特徴やクセがあります。編集は担当したライターの良い癖を伸ばし、悪い癖を直していくための力添え。
  • ライターさんが持っている「キャラ」からそれずにそれを伸ばしていくという意図もある。
  • ライターの将来の方向性についても気を配ります。これからどうなっていきたいのか何を書いていきたいのかサポートできるような修正をしていくとのこと。

いいコンテンツとは!?

これが一番聞きたかった!

 

プロのライターさんの言うよいコンテンツとは「心に残る記事」「語り継がれていく記事」!

 

誰かが記事を読むことで人生に影響を与えることができる記事。
誰かが記事を読むことで行動を起こすことができる記事。

 

読まれる文章を書く方法まとめ

読まれる文章には読まれるだけの理由があります。

 

ブログはとにかく書いてみろと言いますが、どうやって書いたら読まれるかという方法は知っておいて損はありません。

 

読まれる記事を書くために参考になれば幸いです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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