こんにちは。
薬剤師ブロガーの中川(@nakagawahitoshi)です。
沖縄で薬剤師をしています。2011年に東京から沖縄に移住してきました。
あなたは今の職場は満足してますか?
そろそろ仕事も任されるようになって自分でも患者さんのためになる仕事ができていると自信がついてきたころですよね。
- 「人間関係がきつすぎる。あの人とは絶対に仕事できない!」
- 「休みもとれない。人が少ないのに何で人入れてくれないの?」
- 「お給料も満足じゃない!薬局ってもっともらえるんじゃないの?」
いろんな理由で仕事がいやになっちゃうことってあります。「もう無理。限界!辞めます!」って思うようになったらその職場で続けていくのはけっこう難しくなっているはず。毎朝薬局行くたびに頭が痛くなってきますよね。
そんな悩みが一発で解決する方法ってあなたならご存知でしょ?
別の薬局に転職したらいかがですか?
なんとなく転職って面倒だし難しそう・・・って思っているんならかなりもったいないことをしてるかもしれませんね。
- 人間関係やお給料でイライラしたり不安に思うことがなくなります。患者さんのためだけにエネルギーを使えます。
- 自分で職探ししなくても転職エージェントさんがあなたのニーズにぴったりの職場を紹介してくれます。
- 現役で働いている薬剤師のほとんどが転職経験者です。
私も調剤薬局で何回か転職経験があります。
それを踏まえて薬剤師の転職についてまとめてみます。
目次
薬剤師の転職は完全に売り手市場。あっという間に転職できる。
2003年以降の薬学部新設ラッシュで現在は薬剤師は過剰になりつつあると言われています・・・けど現場ではそんなの「ウソ」だとしか思えません。ぜんぜん人は足りてないんです。ほんと。
実際には製薬企業に勤めてしまったりして全体の3割程度の人が調剤薬局や病院などでは勤務していません。
さらに薬剤師は女性が多い。つまり出産や育児で現場を離れてしまうことが多く実際には医療現場で働ける薬剤師は少ないのです。
薬剤師の転職のときのいいこと、よくないこと
転職のときによくないこと
まずはめんどくさかったりややこしかったりすることですね。
手続きが煩雑でいろいろやることはある
登録情報の変更なんかはいくつかやることがありますね。
- 前職場での仕事の引継ぎ:かかりつけ薬剤師になっていたりすると誰かに引継ぎをお願いしないといけないかもしれません。
- 保健薬剤師の登録変更:新しい職場が決まったら登録票を出しておけばやってくれます。なくしちゃってても何とかしてもらえます。
- 薬剤師賠償保険の確認:前の職場でやってあるともしかしたら変更が必要になるかもしれません。これも新しい職場で確認。
- 保険の切り替え:すぐ新しい職場に行くんなら大丈夫ですが、しばらくお休みを取るなら社保の任意継続をするか、国保に一時的に切り替えるか決めておく必要があります。このページに詳しいです⇒任意継続の加入手続きについて | よくあるご質問 | 全国健康保険協会
転職するととてもよいこと
これはたくさんあげられます。キャリアに傷がとか思わなくて全然大丈夫。薬剤師の転職は悪くありません。
めんどくさい人間関係をリセットできる!
これは実は転職に関して一番大事なことだと思うんですよ。だれと働くかっていうのはストレスなく働く上で一番大事。
調剤薬局や病院ってよっぽどでかい店舗でなければ人数ってそんなに多くないですよね。付き合いやすい人たちばっかりだったらいいんですが、そうじゃないと・・・ねえ。
薬剤師って結構クセのある人が多い気がしますし、毎日顔付き合わせるのに合わない人と働くのって自分もイヤです。
お給料のアップが見込める!
薬剤師は売り手市場です。給料の低い所なんて最初から候補に入れなければいいだけ。
どうしても条件が給料だけ合わないという場合は転職エージェントさんに相談すれば交渉してくれます。
とにかくお金!お給料の高い所!ということなら人がいなさそうなところを志願していくことも可能です。年収1000万円超えの薬局もあるようですし。
さらに派遣薬剤師として働くという選択もあります。時給はだいたい3000円くらいから。時間の自由と報酬が両方バランスよく得られる仕事って他になかなかないはず。
お休みや働く時間も選べる
これも薬剤師が売り手市場なので選び放題。
さすがに毎日半日だけで正社員と同じお給料というわけにはいかないかもしれませんが、派遣薬剤師なら時間の制約もかなり自由が利くはず。
探すと週休3日の薬局なんてけっこうあるものです。
薬剤師にとって転職はキャリアアップ。不利にはならない。
転職回数20回とか30回とかあまりに多くなりすぎても「こいつ大丈夫かな‥」って思われますけどもね。数回程度の転職や数か月での早めの退職はきちんとした理由があれば転職時に影響することはまずありません。
職場により学べることが全然違います。大きな病院やその門前薬局では総合的に、かつ専門性の高い疾患や処方を学べますし、個人の診療所の門前薬局でも特徴的な処方を勉強することができます。
こういった経験はかえって武器として使うことができます。いろいろな職場や処方を見てきた薬剤師さんが現場で即戦力になるというのは雇い入れる方もよくわかってますしね。
薬剤師が転職する際に注意しておいたほうがよいこと
ということで薬剤師の転職自体は楽勝だということがわかっていただけたと思います。
でも転職を成功させるのにコツや気を付けておいた方がいいことはやはりあるんです。
可能な限り薬局の内情を知ってから決めましょう
転職エージェントさんはお給料やお休みなどの職場の基本情報を持ってきてくれます。それはもう次から次にいろんな案件を持ってきてくれます。
そこで「一番給料が高い!」「一番近い!」だけで決めるのはやめておきましょう。可能な限り希望の薬局なり病院なりがどういう内情なのか調べてみる必要があります。
実際に働いてみるといろいろ思いもよらなかった違和感や人間関係のいざこざがあるかもしれません。新人潰しのお局様がいたらどうするんですか。
そこで薬剤師の転職初心者には「紹介予定派遣」を強くお勧めします。
まず最初に「派遣薬剤師」として薬局に勤めて、数か月後にその職場が気に入ったら正規の職員として入植できるシステムです。気に入らなかったら契約更新しないこともできるので、お試し感覚で働くことができます。
薬剤師の転職サイトはよく選ぼう!おすすめ転職サイトはここ!
いまどき薬剤師の転職には転職サイトを利用するのが断然便利で面倒が少ないです。
ただどこのサイトを使用したらよいかはよくわかりませんよね。薬剤師の転職サイトって多すぎます。
これまで何度か転職会社を利用してきた経験上、おすすめできる薬剤師の転職会社を紹介します。
おすすめの薬剤師の転職サイト:派遣からやってみたい
転職はじめての方には派遣でまず入ってから薬局の内情を知っておくのは強くお勧めします。
「こんなはずじゃなかった!」
「思ってたのと違う!」
というような失敗をしなくて済みますから。
派遣の紹介をたくさん持っていてノウハウもあるのは「ファルマスタッフ」ですね。
もともとこちらの会社は「日本調剤」という調剤薬局グループが立ち上げた会社です。薬剤師さんがどうやって仕事しているのか、派遣で薬剤師をするのがどういうことがよくわかってくれています。
私は紹介予定派遣を強くお勧めするのでまずは「ファルマスタッフ
転職希望の薬剤師さんの話を面談でお互い顔を合わせて聞いてくれます。
九州・沖縄担当のKさんは物腰やわらかでいろいろ相談に乗ってもらいました。転職先案件も選ぶのに苦労するくらい持ってきてもらえます。
個人的にはすごく感じがいいので一押しの薬剤師転職会社です。
おすすめの薬剤師の転職サイト:薬局グループがやっている会社の紹介なら安心
こちらもファルマスタッフさんと同様に薬局グループが主体となってやっています。
「
あなたを待ってくれている職場がある。
転職ってどうしても考えてしまいますよね。
- もう少しここで頑張れないか?
- つらいのは自分のわがままではないか?
- カンタンにやめちゃって周りからいろいろ言われないか?
悩みは尽きませんが、あなたにとって一番大事なことは何でしょう?
お給料が安いことを我慢することでも
休みが取れなくて疲れ果ててしまうことでも
合わない人がいてイライラすることでもないですよね。
自分がやりたいようにやれるところで働くことが大事なんじゃないですか?
あなたがもっと成長できる職場に転職することは全然悪いことじゃない。
自分を大事にしてくれる職場は絶対にあるんです。そういうところを探しましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。