こんにちは。
薬剤師ですが保育士も持っているブロガーの中川(@nakagawahitoshi)です。
薬剤師ですが保育士試験を受かって保育士証も持っています。
いま全国で保育士が足りないと言われているのはご存知かと思います。
保育士として働くということとはちょっと違う視点からのお話を。
「薬剤師が保育士とるってどうなの?意味あるの?」
ということなんですが
小児科のまわりで働く薬剤師や看護師は保育士とるべきと主張したい。
子どもと子どもを取り巻く世界を知ることで絶対にいい仕事ができるはず。
目次
私が保育士試験を受けたわけ
直接のきっかけは保育士試験が保育科卒業でなくても受けられるって知ったことですかね。
⇒保育士試験は保育科出てなくても受けれるの?保育士試験の受験資格まとめ
小児科の薬局で働いていた期間が長いので子どもたちのためにできることは薬作る以外ないもんかなと思ってました。
保育士として働くことはないかもしれないけど、子どもたちの世界の周辺を知っておくのは勉強になるんじゃないか。
そう思って保育士を取りました。そしてやっぱり取ってよかったと思ってるんです。
保育士を取るとこういうことがよい
保育士とるとこんなことが実際の業務に役立ちます。
子どもたちのことが分かる
まあ親としても医療従事者としても日々子どもたちに接していれば子どもたちの成長ってわかってきます。
でも何歳から何歳までがこういったことをできるようになってくると体系的に勉強できるとできる対応も変わってきます。
2才くらいからはごっこ遊びができるようになるので、それを服薬につなげられるとか。
3才くらいからはおとなとの話もできるようになってくるので、本人にきちんと説明して分かったうえで薬を飲んでもらえるようになるとか。
子どもを取りまく世界を理解できる
保育士の勉強をして一番思ったことは
「大人たち(というか世界)がどれだけ子どもたちを愛し、大事にしようといるか」
ということでした。もう感動すら覚えるほど。
本当に子どもを取り巻く制度や理念事態は素晴らしいものなんですよ。
人間ってまだ捨てたものではないなと思うくらい。
待機児童問題や児童虐待なんかはまだ解決が見えていません。
それも大人たちが力を出し合って何とか解決をしようとしているんです。法律上や制度上では。
子どもたちだけでなく親御さんや子育て環境もどうなっているのか、どうサポートできるのかわかってきます。
いまあまり幸せでない子どもたちが幸せをつかむために必要なサポートがどうやって行われているか、何が行われているかわかります。どこで私たち医療従事者が助けになるかということも。
子どもたちをとりまく支えが本当に手厚いと分かれば、それを必要なところにつなげることもできます。
保育士試験などたいしたことない!
いま薬剤師として仕事してるのに保育士とることない、勉強だけしたらいいって?
まあ確かにそうですね。でも勉強したらついでに資格も取っておきましょうよ。
正直言って薬剤師国家試験や看護師国家試験を突破してきた人たちにとって
保育士試験なんて大した試験ではありません(断言)。
たったの9教科。それもダブっているところがすごく多い。
栄養や健康関連の問題なんか勉強しなくても無双できるレベル。
糖尿病やリウマチが感染するかどうかなんて医療従事者に出す問題じゃないですよねえ。
参考書1冊か2冊買ってやりこんで問題集やれば独学でも1発で受かるはず。
まあ実技試験は苦手なのを避けて何とか対策しましょう。でも実技の採点はけっこう甘いようです。
保育士試験受けてみようかな、と思った方はこちらの記事もぜひ↓
子どもたちのための仕事
薬剤師として仕事をしていて保育士をとっても業務上直接の相乗効果ってあんまりありません。
薬局で子どもたちの保育をすることは普通はないでしょうし。
でも子どもたちの発達段階による調剤や投薬の工夫もできるでしょう。
そしてとくに子どものいない薬剤師さんには子どもたちってこういう風に世界を感じていたり、それにたいして対応ができるっていうことを学べるのはとっても大事なことだと思うんです。
小児科門前で働いている薬剤師のあなた。
薬剤師にとって保育士なんて仕事しながらでも余裕でとれます。
薬剤師としてだけじゃなくてほかの視点でも子どもたちにかかわれるっていうのは大きいと思いますよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。