沖縄の中学受験事情まとめ

沖縄での中学受験まとめ

こんにちは。
沖縄のブロガー中川(@nakagawahitoshi)です。

2児のお父さんをしています。

2018年10月現在、子供たちは小6と小4。二人とも中学受験を目指しています。

上の子はもうあと3か月くらいで受験です。最後の追い込みがんばってます。

塾に入るまで沖縄の中学受験についてのまとまった情報もなかったのでザックリまとめてみましょう。

沖縄でこれから中学受験を考えている親御さんの参考になるといいな思います。

 

沖縄の中学受験事情まとめ
  • 受験できる中学自体が少ないため選択肢はあまりない。
  • 進学塾に通うのはほぼ必須です。丸腰では受かりません。
  • 十分学力があって県外受験をしたくなければ、ほぼ昭和薬科大学附属中学一択です。開邦中学校もありかも。
  • 寮のある九州の学校も選択肢に挙がります。
この記事では中学受験についてまとめてますが、受験の賛否については触れません。

進学することだけが学びではないですし、大学に行かずに自分のための人生を過ごすのも最近は難しくなくなってきました。

それでも子どもが自立できるまで何を選んであげられるか、選択肢を示すのは親の仕事です。

子を持つ親としてよい仕事をしたいものですよね。




目次

沖縄では中学受験が一般的ではない

沖縄県内の中学校は153校あります。

そのうち受験しないと入れない中学はたったの私立6校、公立4校。

東京都では私立、国立の中学に進学する子が4人に1人くらいであることを考えると、県外への進学を考えても沖縄で中学受験をする子はほんとに少ないといえるでしょう。

 

沖縄は大学進学率が3人に1人程度と低いこともあります。

違うご家庭もあるかもしれませんが、基本的に中学受験をする→良い大学、難しい大学に入りやすくするということです。

沖縄の場合は中学受験をしてまで大学に進学しなくてもよいという考えや家庭の事情がある方が多いということなのかもしれません。

 

上位校では進学塾は必須

最近の動向として、有名大学や医学部に多く卒業生を送っている中高一貫の進学校は高校から入学できなくなってきており、中学受験で地頭のよい子を囲い込んでしまうようになっています。

授業の進行具合も早く、高校2年くらいまでに中学・高校の勉強は終わっている感じです。その後は受験のための演習です。

この傾向は沖縄の数少ない進学校でも同じです。

 

沖縄県では事実上トップの進学校である昭和薬科大学附属高校中学校は以前は高校からも入学できましたが、現在は中学受験で入るしかなくなっています。

 

そういった流れもあって進学校の中学入学試験はぶっちゃけものすごく難しいのです。学校の授業だけで合格するのはまず無理といっていいでしょう。

なので進学塾に行っていただくわけです。ではいつから準備したらいいんでしょうか?

 

5~6年生からでは結構きつい

進学塾の場合は5年生終わりくらいで小学校6年までのカリキュラムはすでに終わってます。なので来年受験だから6年から通わせるとかするとかなりきついはず。

個別指導塾なんかは進度に応じて対応してくれるでしょう。でも6年になったとたんに実際の受験問題をバリバリやってる子たちに立ち向かえるかというと、こちらも結構きついんじゃないかと思います。

受験が一般的でなく、受験生も少ない沖縄でも早めの準備が必要でした。

我が家の場合
中学受験すると決めるのが遅かったので、上の子が塾に通い始めたのは5年の冬期講習くらいからです。

何とかついていけてましたが通い始めの時は「学校で習ったことないのが出る…」って言って結構へこんでました。

見学に行ったある個別指導塾では「もう遅い、うちでは面倒見れない」とはっきり言われましたね。

 

3~4年生くらいから勉強の習慣づけが必要

なので十分余裕をもって受験の準備をするためには3~4年生のころには勉強の習慣がついていたほうがいいのです。

これで怒涛の5~6年生に対応できるはず。

我が家の場合
下の子は4年の9月から上の子と同じ塾に通い始めました。

上の子が毎回ものすごく楽しそうに通塾しているので刺激を受けたみたい。

二人とも塾が終わって帰ってくると「今日も楽しかった!」と笑顔で言ってくれます。塾の先生ほんとにすごいわ。

 

どこの中学校にするか?

沖縄の偏差値トップの中学校は昭和薬科大学附属中学校です。同校の高校の医学部進学率も全国でランキングされるほど高いほうです。

私立・国立中学校のランキングサイト「シリタス」によると薬科付属中の偏差値は60くらい。

この位の偏差値より学力が高い子たちも少なくはないので、さらに上を目指す場合は県外の寮がある学校への進学が検討されます。

九州の全寮制の中学校が多いです。

学校名所在地偏差値
ラ・サール中学校・高等学校鹿児島県68
久留米大学附設中学校・高等学校福岡県68
青雲中学校・高等学校長崎県62
弘学館中学校・高等学校佐賀県60

十分学力はあるが県外に出すのは心配、という場合はだいたい昭和薬科大学付属中に進学することになります。

 

沖縄県内の中高一貫校

沖縄県内の中高一貫校は7校あります。
私立:昭和薬科付属、沖縄尚学、興南、沖縄カトリック
公立:開邦、球陽、与勝緑が丘

このうち「進学校」でしかも旧帝大系などの難関校や医学部への進学実績が十分あるのはこのくらいでしょうか。

  • 昭和薬科大学附属高等学校・附属中学校
  • 沖縄尚学高等学校附属中学校
  • 開邦高等学校・中学校
  • 球陽高等学校・中学校

 

わが家は2018年の昭和薬科附属高校・中学のオープンスクールと開邦高校・中学の文化祭に行ってきたので印象や特徴を書いときます。

昭和薬科大学附属高等学校・附属中学校

沖縄トップの偏差値を誇る中学校。高校からの医学部・難関校への進学率も高く、進学実績は沖縄一と言っていいでしょう。

通学バスが割といろんなところを通っています。中部あたりからもスクールバスで通学可能。寮はありません。

入学生数も多いので入ってから部活など楽しめることは多いかも。

校舎は新しくてきれい。体育館が冷房付きの新しいのに建て替わるようです。

安定の大学進学実績で「学力は十分、でもラ・サールなど県外の学校には行きたくない」という場合は昭和薬科大附属中学一択です。

 
2019年1月20日に入学試験がありましたが、合否の通知はわが家には2019年1月23日に届きました。

 

開邦中学校・高等学校

首里からちょっと行った山の中にあります。ちょっと通学には不便かも…

スクールバスはありません。高校からは寮に入れます。

中学校は開設から3年目。やっと1年から3年までそろいました。部活動は高校のほうに混ぜてもらってやるようです。

 

文化祭は本当に趣向を凝らした出し物や出展が多くてさすが…と思ったもんです。

ものすごく高度なパズルと組み合わせた迷路や出し物を待ってもらっている間にマジックの披露があったり。

映画研究部の短編映画の数々はもう感動もので子供には「もし開邦中入れたら絶対映研いけ!」と言っています。本当に素晴らしかった。

高校は以前からあり、昭和薬科附属に及ばないものの医学部や難関校への進学実績もあります。

中高一貫カリキュラムからの大学進学実績はこれからです。将来性は十分買える学校と思います。

 

2018年12月8日に入学試験がありましたが、合否の通知は我が家には2018年12月29日に届きました。

沖縄県立中学の合格通知は毎年1か月くらいかかるんですよね。

もう少し早く通知がもらえると長くやきもきしなくて済むのでうれしいんですけど。

 

沖縄の中学受験事情まとめ

あらためて沖縄の中学受験について要点をまとめます。

沖縄の中学受験事情まとめ
  • 受験できる中学自体が少ないため選択肢はあまりない。
  • 進学塾に通うのはほぼ必須です。丸腰では受かりません。
  • 十分学力があって県外受験をしたくなければ、ほぼ昭和薬科大学附属中学一択です。開邦中学校もありかも。
  • 寮のある九州の学校も選択肢に挙がります。

どこの塾に通っていたかは子供の身バレのため割愛しますが、塾選びも大事ですよ!

これから受験を考えている方、良い先生に当たることを祈っております。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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