こんにちは。
Webライティング勉強中の中川(@nakagawahitoshi)です。
プロのWebライターであるみやねえさん(@miya_nee3)のWebライティング講座に通っています。
今回は「文章力とは何か?」ということについてでした。
そもそも文章力とは?何をもって文章力があるっていうんでしょう?
今回の記事はこういった方たちにおススメします!
- 文章力を上げたい。どうやったらいいの?
- ブログの離脱率が高くて読まれてないみたい。読んでもらえるためには?
- ライターとして仕事を始めたいけど自分の文章でみんなに届くのかな……
文章力とはどういったもので、どうやって磨けばよいかがわかるはずです!
目次
文章力って、一体何なのだろう!?
「文章力」って一言で言いますけど何を表してるんでしょうね?
- 読みやすい文章?
- わかりやすい文章?
- 壮麗に飾り立てた文章?
どれも当たりかもしれません。
結局人により「文章力」というもののとらえ方は様々です。
こうすれば当たりっていうのを表すのが難しいんですね。
じゃあなんでそんな「文章力」みたいなあいまいなものを上げたいって思ってしまうんでしょうか?
「文章力を上げたい」と思ってしまうわけ
文章力なるものを上げたい、と思うのは「文章力がある」すごい文章を読んだことがあるからではないですか?
- こんなにわかりやすく書いてもらっている文章初めて読んだ。
- 泣いた。こんなに心に響く文章を書いてみたい。
- いつか読んだ文章をたまに思い出しては自分を奮い立たせている。
そういう自分を動かした文章をいつか自分が書いてみたいと思っているからでは。
なんとか文章力というものの正体を捕まえてみましょう。
文章力がない文章の「逆」を考えてみる
「文章力がある」ってことがよくわからないので逆に考えてみます。
「文章力がない」文章ってどんなでしょう。これはもうちょっとわかりやすい。
- 文章が読みにくい。
- 読んでも何を言っているのかわからない。
こういう文章の逆だったらわかりやすい→文章力あるって言えるのでは?!
文章力のなさを突き詰めていけば手掛かりが得られるかも。
「文章力がない」のはどうしてか?
文章が読みにくい原因と改善する方法
文章が読みにくいのは理由がいろいろあります。前回のWebライティング講座でも少し触れてますね。
⇒読まれる文章の書き方教えます。みやねえのWebライター講座@沖縄の5回目を受講してきました
- 漢字と平仮名のバランスが悪い:文章のかたまりが見にくくなっていないか確認を。
- 適切な改行をしておらず見にくい:パソコンで3行程度、スマホで5行くらいにおさまるように。
- 誤字・脱字が多い:これは文章以前の問題。
- 文章が具体的でない:あの、そのなどの指示語を具体的にする。抽象的すぎない。
- 説明が下手で要点が伝わっていない:これは身もふたもないとみやねえさんも言ってましたが、語彙力をアップして対策を。
- ありきたりの言葉を乱用して何を言いたいのかわからなくなっている:一般的になりすぎていないか、主語が大きくなりすぎていないかなどを注意しましょう。
この辺りはテクニック的なもので改善できることが多そうです。
文章が意味不明になる原因と改善する方法
文章を読んでもらっても伝えたい内容の意味が分からないとしょうがないですよね。
こういったところに気を付けると文章全体の意味を伝えやすくなります。
- 単語違い・意味違い:言葉の意味や単語を間違えていないか確認。
- 助詞・接続詞の間違い:適切な助詞、接続詞を使っているか。接続詞は本当に必要なのか。
- 1文節の内容が意味不明:文章が意味を成しているか。
- 1段落の内容が意味不明:文章のかたまりが段落になります。文章のかたまりとして意味が通っているか。
- 前後のつながりが意味不明:段落や文章の順序はわかりやすく配置されているか?入れかえたほうがわかりやすくないか確認。
- 全体のストーリーが意味不明:起承転結がまとまっているか?とくにWeb記事の場合はあえて起承転結の順序を変えることもあるが、その入れ替えが全体をわかりにくくしていないか?
伝わる文章を書くコツ
ここまでで「文章力がない」文章を書かないコツはわかってきました。
じゃあ具体的に伝わる文章=わかりやすい文章を書くためにはどうしたらよいのか見ていきましょう。
1文節を短くする
長すぎる文章は読んでもらいにくいです。
パソコンでの表示は3行程度まで。スマホでは5~6行程度までにしておきましょう。
とくにWeb記事はスマホで読まれることがとても多くなっています。スマホで見やすいかどうか必ず確認してください。
具体的に表現する
指示語やあいまいな表現はできるだけ具体的にあらわすようにしましょう。
そうする、こうなる、そうなる、こうなる
このように、あのように、~という、~のような
「いつ(When)、どこで(Where)、だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How)」ということを適切に説明してあれば伝わりやすいと思いませんか?
類語の語彙力をつける
「語彙力を磨くこと」はみやねえさんが毎回講座で強調しています。
文章の表現力はいかに語彙力をつけるかということ。
- インプット[読書]:本をたくさん読む。とくに自分の興味ある分野は読みまくっておく。
- アウトプット[執筆]:ひたすら記事を書きまくる。得意分野で書くのは上達に効率が良い。
わたしはこういう類語辞典を買ってみました。ちょっとした言葉の言い換えや表現の差をつけるのにいいんじゃないかと思います。
無駄な言葉をそぎ落とす
無駄な表現を付け足しすぎないようにしましょう。
とくに接続語や修飾語などは必要ないことが多いのです。
本当に伝えたいものは何なのか考えて絞り込んでいきましょう。
第三者に読んでもらって感想を聞く
これは一番カンタンで早い方法かもしれませんね。
自分だけで書いた文章は自分だけの感覚でしか読めません。
ちょっとだけ厳しめの目をもって読んでくれる人に感想を聞いてみましょう。
身内に感想を聞いてもダメ出しが期待できず、厳しすぎる人に意見をもらうと心が折れてしまうので難しいところではあります。
簡潔な文章で伝えるコツ
伝わる文章は簡潔にまとまっている文章でもあります。
文章を簡潔にわかりやすくまとめるためにはやはり気を付ける点がいくつかあります。
簡潔に伝える方法:難しい言葉や表現だとわかりにくい
専門用語や難しい言い回しをなるべく使わないようにしましょう。
読んでくれる人を置いてきぼりにしないような心配りを。
ただし専門的な記事はあえて専門用語をそのまま使うこともありますね。例えばファンサイトでの隠語や略語はかえって世界観を大事にするために必要かもしれません。
簡潔に伝える方法:シンプルだからこそ伝わりやすい
難しくしすぎないと関係していますが、伝えたいことをできるだけシンプルにそのまま伝えられるように工夫しましょう。
でも「シンプルに」というのは結構難しいのです。
難しい文章や長文をかけるような表現力がついてからでないと内容のうすいペラペラの文章になってしまいます。
情報の伝達:詳しい情報を網羅した説得のある文章
たくさんの情報をわかりやすくまとめたり、信頼性のある情報をもとに書かれた文章は説得力があります。
そういった情報価値のある文章をわかりやすく伝えることも必要です。
感情の伝達:感情をあらわにした、人の心に何かを訴えてくる文章
若いブロガーさんなどに多いかもしれません。
あふれるような感情や熱をそのままぶつけたような文章です。読んだ人の心をざわざわさせたり、共感や反感を生んだりする強い文章。
でもこういった熱量を伝わるように書くためにはやはり表現力、語彙力が必要です。
優しさの共有:詩的で柔らかい文章、穏やかな優しい文章
これは書く人のキャラクターでしょうねえ。
書いた人そのままがあらわされたような優しい文章を書ける人がいます。
みやねえさんによればそういった文章を書けるライターさんに以下お二人がいらっしゃるそうです。
- 古性のちさん(@nocci_84):フリーのライター/デザイナー。ブログはこちら→のちたび
- 伊佐知美さん(@tomomi_isa):Webメディア「灯台もと暮らし」の編集長、ライター、フォトグラファー
書き手の世界観を伝える:説得力と共感
淡々とした文章よりは癖がある文章のほうがより記憶には残りやすいはず。あの人面白い文章書くよなって思うライターやブロガーが一人くらいいるんじゃないですか?
でもそういった癖のある文章は読み手の好き嫌いがはっきり分かれます。どういった人に文章を届けたいのか、なにを表現したいのかは考える必要がありますね。
また、文章は書き手の世界観が伝わります。
読み手に響く文章なのかは書き手の世界観に内容の説得力があるか、共感を得られるかによるのでしょう。
Webライティングで意識すること&タブーなこと
Web記事を書くにあたって気にしなければならないことがいくつかあります。
書き手や読み手を守るため、お互いよい気分で記事を読んでもらうために必要なルールです。
- 炎上対策:誹謗中傷や誰かを傷つける書き方をしない。気を付けていれば大丈夫。でも1度Webにアップしたら削除はできない、と思っておいて間違いありません。
- 文字数に制限がない:長すぎるとユーザーの負担になって読んでくれません。
- スマホでの読みやすさに配慮しよう:1文節を長くしすぎない、適切な改行、段落ごとの余白を入れるなど。
- Webならではの表現方法がある:動画やリンクを入れることができる。
- 読んでもらうために必ずSNSで拡散する:「無人島でお祭り」をしてもしょうがないのです。全世界に公開して読んでもらう可能性をあげましょう。
- 著作権・肖像権に違反しない:無断で取って(撮って)きた画像や文章を自分のもののように使ってはいけません。ネットはただで何でもできるところではありません。
リライトで文章力を磨く練習
今回文章のリライトをする実習がありました。
#みやねえ講座 の実習中。
350〜400文字の文書を140文字にリライトする。ポイントは絞る。
むずい。間違えてリライトしたの消してしまった!#ライター交流会 @沖縄— 中川ひとし@沖縄に住んでます (@nakagawahitoshi) 2017年11月18日
今回はHereNowという地域情報サイトのスポット紹介文(350~400字くらい)をツイッター用の140文字にそぎ落として圧縮する実習でした。
このリライトの練習は長文を圧縮してキレのある短文に書き直す作業です。
・文書の上達法
まず「長文が書ける」ようになることが早い。長文が書ければその長文を凝縮してシャープで力強い内容のある短文も書けるようになる。
その凝縮された力のある文書で長文を書けるようになると強い。#みやねえ講座#ライター交流会 @沖縄— 中川ひとし@沖縄に住んでます (@nakagawahitoshi) 2017年11月18日
文章→文書になってたりして誤字が多いツイートですが、リライト練習は力のある短文を書けるようになるための訓練です。
ものすごく頭と精神力を使います。文章上達したい方はぜひやってみてください。
無料で始められるブログサービスと便利な校正サービス
とにかく書き始めないことには文章の上達も何もありません。
無料で使えるブログサービスや校正サービスのサイトを紹介します。
・無料で始められるブログサービスのおすすめ
はてなブログ:有名なブロガーさんたちも多く使っている無料ブログサービス。はてなブロガーさん同士のやり取りなどもしやすく、ブログを最初からいろんな人に見てもらいやすいです。
note:ブログというかテキストや画像、音楽などの記事を発表するプラットホームみたいな感じのサービスです。記事ごとに課金制にすることもできます。
・無料で使える校正サービス(文章の誤字やわかりにくい表現が使われていないか調べてくれるサービス)
バリュープレスの校正ツール
文章力は読者さんのためのもの
今回は「文章力」について教えてもらいました。
何を伝えるか、誰に伝えるか、どうやって伝えるか。
文章で誰かに何かを届けたいときに相手を思って研ぎ澄ますことが必要なのが「文章力」なのでしょうね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
記事を読むと沖縄に移住してしまいたくなってしまうので注意が必要です!
⇒実際に住んでみて知った「沖縄」の住み心地と魅力