子供がインフルエンザにかかった時の対応法まとめ

子供がインフルエンザに罹った時の対応法まとめ

こんにちは。
薬剤師ブロガーの中川(@nakagawahitoshi)です。

お子さんが急な発熱!周りのお友達もインフルエンザだらけ。

予防接種もしたのに……うがい、手洗いもちゃんとやってたのに!

それでもインフルエンザになっちゃったときはしょうがありません。

少しでも早く治るようにどうしたらよいか、家族がうつらないようにするためにはどうしたらよいか。

現役の薬剤師が子供のインフルエンザ対応法をまとめます。

インフルエンザにかかる前の予防対策はこちら
 ⇒子供がインフルエンザにかからないために必要なこと。インフルエンザ予防対策教えます



インフルエンザかも?「明日また検査」を避けるためにできること

子どもと母
周りにインフルエンザの子がいなくても流行シーズンは気を付ける必要があります。

急な発熱は明らかなサイン。園や学校から速やかに連絡があるはずです。

すぐかかりつけの小児科に受診しましょう!

 

・・・でもちょっと待ってください。

インフルエンザの検査って発熱してすぐはできないんじゃなかったでしたっけ?

インフルエンザウイルスの迅速抗原検査は、発症して12時間程度経過し、ウイルスの数が増えた後に行うのが最適だといわれています

インフルエンザの検査キットを作っている会社のページより⇒感染症の検査について|インフルラボ~お子さんがかかりやすい感染症を早く見つけよう!~

 

発熱してすぐ受診しても「また明日検査しますね」って言われて帰されることが多いのです。

もちろんインフルエンザの流行期で家族にもインフルエンザの方がいる場合なんかはすぐ薬をもらえることもありますが、お医者さんの判断によります。

 

でも!最近は12時間待たなくても検査ができるのを知ってましたか?

最新の検査機器ではインフルエンザが発症してからわずか3~4時間で判定ができるものがあるんです!

この「発熱して3~4時間でインフルエンザの検査できる機械」を導入しているお医者さんが少ないのですがこのページでお近くの医療機関を探すことができます。
医療施設検索|インフルラボ~お子さんがかかりやすい感染症を早く見つけよう!~

 

インフルエンザの時の注意や過ごし方

風邪、インフルエンザの時の過ごし方
インフルエンザになると普通の風邪とは違う症状が出ます。

  • 39~40℃くらいまで出る発熱
  • 身体の節々の痛み
  • 治ってからの肺炎などの2次感染
  • インフルエンザ脳症

お子さんやお年寄りなどは最悪死んじゃう可能性があります。単なる「ひどい風邪」ではないんです。

とにかくかからないことがまず第一。かかっても死なないように予防接種をしておくというのは大前提です。

 

インフルエンザの異常行動について

インフルエンザ時におかしな行動をとることがあります。

  • うわごとを言う
  • 話がかみ合わない
  • 部屋をうろうろ歩き回る
  • 叫んだり騒いだりする

このくらいならまだいいのですが、窓から飛び降りたりするのは避けないといけません。

 

2017年11月に厚生労働省が子供たちのインフルエンザ時の異常行動についての対策を出しています。

<具体的な対策>
原則 ※これまでにも注意喚起を行っている内容
・ 小児・未成年者がインフルエンザにかかった時は、抗インフルエンザウイルス薬の種類や服用の有無によらず、少なくとも治療開始後2日間は小児・未成年者を一人にしない

小児・未成年者が住居外に飛び出ないための追加の対策(例) ※新たに示した対策(例)
(1)高層階の住居の場合
・ 玄関や全ての部屋の窓の施錠を確実に行う(内鍵、補助錠がある場合はその活用を含む)
・ ベランダに面していない部屋で寝かせる
・ 窓に格子のある部屋で寝かせる(窓に格子がある部屋がある場合)
(2)一戸建ての場合
・ (1)に加え、できる限り1階で寝かせる

とにかくインフルエンザにかかってしまったら発症後2日間までは絶対に子供一人だけにしないでください!

 

「単なるインフルエンザによる異常行動で問題ないもの」と「インフルエンザ脳症の初期」はよく似ています。

判断つかない場合は「小児救急電話相談」#8000に電話して確認し、どうしても困った場合は受診または救急受診を検討してください。

なかがわ
小児科で仕事してると1シーズンに何人か「インフルエンザの時に変な行動をした!」って話を聞きます。これはその子が抗インフルエンザ薬を使ったかどうかにかかわらずありますね。

 

インフルエンザの薬について

お医者さんでインフルエンザと診断されると大体薬を出されます。

日本で子供用に処方してもらえるインフルエンザの薬は以下の通り。点滴の薬もありますが病院でしかやらないので省略。

タミフル(オセルタミビル)

飲み薬の抗インフルエンザ薬です。ドライシロップ(粉薬)とカプセルがありますが、粉は超苦いので子供たちに飲ませるのは苦労します。

とにかく苦くて飲みにくい薬として有名なのです。

副作用でおなかが緩くなったり、むかむかがあることがあります。

朝夕2回の5日分。よくなってきても必ず5日分飲ませ切ってください。

飲ませやすくするためにはこういうものがおすすめですよ!

  • ココア・チョコペースト・チョコアイスのようなチョコっぽいもの(チョコアイスはハーゲンダッツなどのちょっとお高いこってり味が濃いもののほうが飲みやすくなります)
  • オレンジジュース
  • ポカリスエットとかアクエリアスのようなスポーツドリンク
  • お薬飲めたねのようなお薬服用ゼリー
こういったものは味が悪くなって飲みにくくなります。避けましょう。

  • 飲むヨーグルトヤクルトなどの乳酸菌飲料
  • バニラアイス(これはハーゲンダッツにしてもおいしくないです)
  • りんごジュース(意外といけそうなんですが苦みが強調されて飲みにくいです)

 

 

リレンザ(ザナミビル)

吸入の抗インフルエンザ薬です。吸入用の青い器械がついてくるやつですね。5歳から使えます。朝夕2回でこちらも5日分。

1回吸い切りのイナビルと違って1回失敗しても次があるのでまだ安心できますかね。

ぜんそくの子はリレンザ使用で誘発しやすいので注意が必要です。牛乳アレルギーがある子も使えないことがあるのでお医者さんに伝えておきましょう。

イナビル(ラニナミビル)

これも吸入の薬です。これは1回吸入したらおしまいのタイプです。薬局で吸ってくることもあるかもしれません。

年齢制限はありませんが吸入なのでやっぱり5歳からくらいからじゃないと難しいと思います。一回吸い切りで失敗したら終わりですし。

吸入タイプは両方とも喘息と牛乳アレルギーの子は注意です。

シンメトレル(アマンタジン)

一番最初にインフルエンザ用として発売された飲み薬です。

A型のインフルエンザにしか効かないとか、ウイルスがすぐ耐性をもってしまい効かなくなる、副作用で怖い夢を見るなどめんどくさいことが多くて最近はあまり使われれません。

 

麻黄湯や葛根湯などの漢方薬

小児科の先生によっては漢方薬を処方されることもあるかもしれません。

「麻黄湯」や「葛根湯」はインフルエンザにも効果があるといわれています。

でも漢方はねえ… 独特の風味があるので上手に飲める子はあまり見たことありません。

お薬服用ゼリーとかだとまだ飲めるかな。

 

インフルエンザにかかっているときの注意

インフルエンザ予防対策にうがいと手洗いをしましょう
お子さんやご家族にインフルエンザにかかっている人がいるときの注意点をまとめます。

 

インフルエンザの薬は使い切る

抗インフルエンザ薬は必ず使い切ってください。

薬を使い始めてから早ければ1日、遅くても2~3日で熱も下がってきてだいぶ楽になるはずです。でもそこで薬をやめちゃダメです。

途中で薬をやめちゃうとぶり返したり、薬が効かない耐性ウイルスを作る手助けをしてしまったりします。油断せず使い切りましょう。

 

脱水に注意してください!

インフルエンザの時は発熱もすごくて脱水になりやすいですよ。

ポカリスエットのようなスポーツドリンクでもいいですが、ほんとに食べれないし飲めない時はオーエスワンのような経口補水液を使ってください。

食べれなくても水分はしっかりとってきましょう。

 

手洗い・マスク・隔離

手洗い、マスクは家族の中でも有効です。こまめにやっておきましょう。

またインフルエンザにかかった人をできるだけほかの家族と接触させないことも必要です。

お子さんの場合は完全に一人で置いておくこともできませんから、お世話をする人を一人決めてそのほかの家族はできるだけ一緒の部屋で過ごさないのは必要になります。

インフルエンザのお兄ちゃんと遊びたい妹ちゃんや弟くんは残念ですが治ってからにしてもらいましょう。

 

湿度を保つ

インフルエンザウイルスは湿度が低く乾燥していると長生きしますが、適度に高いと早く死滅します。

できるだけ湿度を50~60%程度に保っておきましょう。

 

熱が下がってたらいつから登園できる?

保育園で遊ぶ子供たちと見守る保育士
熱が下がってくると子供たちもとたんに元気になってきます。

でもすぐに学校や園には行っちゃダメです。いつから行けるかは病院や薬局でお話があったでしょ。

登校、登園せず休んでおかないといけないのは「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては3日)を経過するまで」ですよ!

これでわかりづらいのは
「発熱した日は発熱0日目」
「解熱した日は解熱0日目」

ということ。それぞれカウントは次の日から開始です。

 

例えば月曜日にインフルエンザ発症で帰ってきた子はその週5日間(火、水、木、金、土)は途中で熱が下がっても確実にお休みです。

また例えば前の週からの熱が月曜日に熱が下がったとしても2日間(火、水)は休み、木曜から登校できます。幼稚園や保育園なら金曜日から登園可能。

インフルエンザの場合は欠席ではなく「出席停止」という扱いになるのでしっかり休んでも皆勤賞はもらえますよ。

 

子供たちのインフルエンザ対策:大人もかからないように注意

予防接種をしていてもインフルエンザになるときはなります。

そんな時あわてなくて済むようにお父さんお母さんもインフルエンザについて知っておきましょう。

もちろん大人も予防は必要です。子供たちに移してしまわないようにね。

気を付けてインフルエンザのシーズンを乗り切ってください。おだいじに。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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